CANACO

おろちのCANACOのレビュー・感想・評価

おろち(2008年製作の映画)
3.2
時々見たくなるのが、B級感ある邦画と、目黒雅叙園的な様式美の映画。どっちも見た後で軽く後悔するのだが、本作はそこまで後悔しなかった。さすが楳図かずお。

ホラーが苦手なので原作は未読だが、wikiで9話から成るオムニバス作品と知り納得。1話にまとめたら語り部のおろちが活きてこないので、連続ドラマで見たかった。

あるいは、もうおろちを活かすことは諦めて、木村佳乃さんと中越典子さんの物語として、舞台作品で観たかった。ケンカシーン、生で見たかった。

どんでん返しはあったが、ミスリードを誘うためにあのキャスティングにしたのなら、フェアじゃないにも程があると謎解き物好きとしては思う。
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