みく

神に誓ってのみくのレビュー・感想・評価

神に誓って(2007年製作の映画)
5.0
こちらもイスラーム映画祭にて。


3時間近い長い映画ですが、あっという間だったように思います。

音楽を楽しんでいた2人の兄弟。
原理主義に染まっていき、音楽を手放す弟。
アメリカに音楽留学をする兄。
2人が進んだ全く違う道。
色々な視点から見ることができる映画でした。

I LOVE USAからI LOVE USAMAへ。
アメリカが新しい原理主義者を生み出してしまっているような描写はどきりとさせられました。

イスラーム、ムスリム。
またはパキスタン人、イラク人という勝手な枠組みで人を見てしまうことの怖さ。
1人の人、それぞれの考え方、そういう個を見る目が大事だと思った。
何のフィルターも通さずに私は人を見ることが出来ているのだろうか。

今回のパリでのテロのあと、私たちにイスラームを考える上で求められていることではないかと思う。
みく

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