ビルの清掃員の主人公・岡田は、同僚から恋の相談を頼まれ、彼女のカフェに行く。そこで高校の頃の同級生にあい、彼女からストーカーされていると相談される。
わたしは吉田監督の作品が少し苦手なんだがな、仕事で見る機会ができたので一番有名どころを鑑賞。
いや〜評判通り、森田くんが凄まじすぎる。
ラストの表情は一言で表せない。
「怖かった」の一言。
壮絶ないじめによって、心が壊れて、
そのあと悪いものに飲み込まれた感覚。
でも肯定できない。とてもいや〜な感じ。
吉田監督の作品は、嫌〜な感情の表現がうますぎる。
この作品に出てくる役者さんたちの演技がうますぎる。少しムロツヨシが浮いてたのが残念だけどプライドは感じた。
あと、嫌〜な感じを出してるのは、家の内装とか、職場の雰囲気にも表れていて、
相当なこだわりで作られていたんじゃないかなと思って見てた。
あと、森田が人を殺すときの狂気が、ことごとくその辺にあるものでヤっていたのが、サイコ味を感じて、じわじわとした。
殺したあと、その家に居続けるのも、サイコパス診断を思い出した。
きっと吉田監督は、狂っている人の心理描写を深く研究してるんだわ