カプカ

ヒメアノ〜ルのカプカのレビュー・感想・評価

ヒメアノ〜ル(2016年製作の映画)
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久しぶりに会った同級生が自分の理解できてない存在として現れる恐怖
意思疎通が出来てるようで出来ない会話、弱々しくも不穏な姿から繰り出す生々しい残酷描写、それを演じた森田剛さんが凄かった
「人生終わってるんだよ」と弱者の狂気を振り回す恐ろしさと悲しさが詰まった傑作です。

『ヒメアノ~ル』は原作のラブコメとサスペンス自体は崩してなくギャグもしっかり笑えるのだが
漫画の後半はほぼ森田視点で心の中の怪物との対話を描いていた所を改変し、久しぶり会う同級生の変貌と全く別の話と作り変え映画にしたのが面白かった
別物なのに漫画と映画もどっちも好きになれるのが良い。
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