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ヒメアノ〜ルのakonyaのレビュー・感想・評価

ヒメアノ〜ル(2016年製作の映画)
4.6
V6のメンバーが「うちの天才ですから」と森田剛のことを言うのがこの映画で納得しました。
どうしても、森田剛でなければならない役でしたね。
映画は笑って怖くて緊張して、最後はやはり泣いていました。
観終わったあと、何日もあれから森田はどうなったのだろう?と考えてしまいます。
「なんでこんなことするの?」と森田に言った岡田。
それは高校時代に森田が一番聞きたかったことだったのでは?

最初に岡田から久しぶり!と声をかけられた森田は少しうれしそうでしたよね。
一度虐められる日常から抜け出し、逃げた森田。
その森田がただの森田でいれたかもしれない最後のチャンスを岡田は自分を守るために裏切る。
ここまでしておいて、再会したカフェでは仲良くなかったし、あまり話したことないと。
私には岡田の自分にも相手にも鈍感なそう言うところが、森田が岡田を殺そうと思いたったところなんだろうなと…
森田がやったことは共感も同情も出来ないけれど、最後に彼のあの大切な時代にもどれて良かったねとも思う。
森田は耳鳴りから解放されたのか?
岡田とユカちゃんがこのまま続けられるのか?
安藤さんは歩けなくなっても、ずっとこれは自分のせいだと納得しながら、まだまだ長い人生を生きぬくことが出来るのか。


学生に観せるといい映画だと思う。とくにイジメてる子は将来
壊れた相手から殺されるかもしれない覚悟があるんだろうなと。
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