原作は昔に読んだ気もするけど、全然内容覚えてなかったんだけど、予告を観て勝手にものすごい期待をしてしまっていたこともあって、多少の期待外れ感はありつつもなかなか面白かった。胸糞悪くなる嫌な描写がたくさん出てくる一方で、ちょっと興奮している自分もいるという、実に嫌な作品（褒め言葉）。
言うまでもなく森田剛はやばかったし、濱田岳の細かい間だったり、仕草や表情だったりも素晴らしかった。ジャニーズの人がこんな役やって大丈夫なんだろうか。飲み会にきてた女が、古谷実の漫画に出てくるブスキャラそのもので、あのクオリティとか地味にすごいと思う。
あと、タイトルの出て来るタイミングには食らった。なるほど、そんな出し方があるかと思ったし、あれはホントにかっこよかった。
ただ、どうしても納得出来ないのは、岡田は森田に対してあれだけの罪の意識を持っていたんだったら、最初にカフェで遭遇した時にあんな感じで話かけられないと思うんだけど。結果的に、森田はそのことを覚えていなかったわけだけど、岡田はそうは思っていなかったわけだし、いくら借りがある先輩の頼みとは言え、あれは無理があるんじゃないかというのが引っかかってちょっと乗り切れない部分があった。
