木を伐採するために枯れかけた木に毒薬を入れる仕事をするジョーと、劣悪な家庭環境に苦しむ少年ゲリーの揺るぎない絆と友情。
過去の罪を抱えフラストレーションが溜まり、ふとした瞬間に爆発し不安定になるジョー。しかし多くは語らず武骨ながら実はいい奴はニコラス・ケイジにはまっていたと思う。
そして観ていて殺気しかわかないゲリーの最低の父親を演じたのは本物のホームレスの方で、撮影後ホームレスキャンプで亡くなったそう。
しかしキャストがよくてもどうしても「グラントリノ」や「ウィンターズボーン」などの名作を思い出してしまう設定なので、それらと比べてしまうと今ひとつ物足りない。
ジョーの仕事と対比させたラストシーンも悪くないんだけど、ちょっといかにもすぎるかな。
179/2016