Rio

ネオ・ネッド(原題)のRioのレビュー・感想・評価

ネオ・ネッド(原題)(2005年製作の映画)
4.6
本当に素晴らしい映画

海外DVDを取り寄せてリージョンフリーのプレイヤーを購入し視聴。(これで海外DVDこれからいくらでもみれる)

英語力がゴミのような私でも素晴らしいと感じる映画だったので、分かるに人にはもっと素晴らしい映画なんだろうなと。初めて英語勉強するかってなったくらい。

日本語字幕とは言わないので、英語字幕出せればもう少し理解が深められたのにと少し残念。

発達障害(精神病?)のNEDの素直でまっすぐな気持ちの表現にとてもほっこりする。
子供の頃から十分な愛を受けることのできなかったNEDがレイチェルに惹かれていく姿は本当に愛おしい。
バカで単純なNEDはネオナチのグループに入ってたけど、彼はそんな思想理解していない。周りの言うがままに動いていた。意味なんてわからずに思想なんて理解できずにただ友達とか仲間がほしくて、、、
そんな彼がレイチェルに出会い彼女に惹かれていく。2人の不器用な恋愛はとても心温まる。
頑張って働こうとするNEDの姿も本当に素敵。結果出来ないんだけど、大人になろうとするNEDが本当にかわいい。

そんなレイチェルも心に深い傷を抱えていて、
良い方法とは全く言えないけれどその過去を乗り越えてレイチェルを見送るNEDの姿は本当に幸せそうで誇らしそうで素晴らしかった。
どんな形であれNEDはレイチェルの抱える心の傷を取り除き、彼女を幸せにすることができた。全てに対して真っ直ぐ生きているNEDだから、自分の行いに後悔はしないし全て受け入れることができる。
だからこそレイチェルがNEDを受け入れることができたのであろう。

最後お父さんと再会したNEDの姿がとても楽しそうで誇らしげな姿が印象的で、
同じ境遇に立たされてたとしたら大多数の人が幸せではないと感じるだろうが、これが彼の幸せであり彼の居場所なんだと感じた。

幸せには人それぞれの形があると言うことを強く感じさせられた。
NEDもレイチェルも父も母もそれぞれが感じる幸せを手にすることができたのだろうと思う。
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