えっ、最高に好きだった。
不倫から始まる恋のはずなのに、上品なブティックみたいな雰囲気だった。なんなら純愛みたい。
ブライアンの真っ直ぐな誠実さや、
アリエルの教養に厚くチャーミングでユーモアに富んだ人柄のおかげかな。
あと、彼らの間のルールもそう思わせてくれるひとつかも。
音楽、ベンチの言葉、といった映画のディテールのセンスも最高にお洒落だし、
ブライアンがアリエルの背後から彼女の煙草に火をつけるのとか、あまりの美しさに息が止まったよ。
ブライアンがアリエルに視線を向ける前、
アリエルの視線がそこにはあって、彼女の語る物語がとてもストレートで、気持ちが溢れていて、なんかもういつの間にか泣いてた。
思い出の場所には、あの指輪には、ずっとずっと褪せない記憶が息づいている。
雨上がりの後のような、こんな清々しくて美しいラブストーリーに出会えて幸せ。
この先何回も見返すだろうな。
”愛を完璧じゃないと言う人は、あなたを知らない人だわ。”