思惟

セルフレス/覚醒した記憶の思惟のレビュー・感想・評価

セルフレス/覚醒した記憶(2015年製作の映画)
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これ結構好きだった。末期癌で寿命僅かだった男がお金で新しい体を手に入れ、その体は培養されたものと聞いていたのに実は実在の人物で家族がいた事を自身の幻覚を頼りに知る。その怒りから「脱皮」の研究をしている科学者をめったうちにする。そこまでする必要はないだろうとは少し思ったが、彼の友人も同じように騙されていたことを知り構造を壊す必要があったのだろう。(ある程度は予想がつくが)ラストも切ない…。フィリップ・K・ディック的な一作だった。あと、ライアン・レイノルズの演技が案外よくて、ダミアンとマーク、それぞれのシーンでちゃんと違う人に見えたのでそこにかなり引き込まれた。新しい体を手に入れたダミアンの高まりをジャズとジャンプカットの多用で見せるあたりも好みだった。カーチェイスシーンは何が起こってるか分かりづらく、ちょっとバカっぽかったかな。でもライアン・レイノルズが駄作というほどは悪くない作品。マシュー・グードもエロいし。
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