希望
ホープがいるところ希望あり
ボクシング映画に新たな傑作が誕生した！
主題歌はEminem ！主演ジェイクギレンホール！監督はアントワーンフークア！
王道のボクシング映画のようでいてショービジネス側の面も描いた異色作
序盤から顔面防御で攻撃しかしないビリーホープの荒々しいファイトスタイルは「レイジングブル」のデニーロを連想
前半の畳み掛ける悲劇の連続は鬱映画と言っていいくらい
自分を変えるために寂れたボクシングジムで鍛え直すビリー
トレーナーには哀愁漂うウォレストウィテカー
荒々しいビリーが感情をコントロールし派手なファイトスタイルから防御主体の地味なファイトスタイルへとチェンジさせる
地味な展開はリアル志向のアントワーンフークアならでは
盛り上げるところでしっかり盛り上げる
Eminemの「phenomenal 」が流れるトレーニングシーンは問答無用にカッコいい
ホッピーの死を嘆くウィテカーに思わず泣ける
妻の死、子供との別居、豪邸からボロアパートへとどん底へと落ちるホープが全てをかけて挑むエスコバル戦はマジで手に汗握る
左のアッパーカットからのスローモーションは鳥肌総立ち
出来る監督はどんなジャンルでも良い映画が撮れるんだと思いましたね。
