前半は警察組織が外的な目的遂行よりも内部の私利私欲も発端とした諍いやいざこざに頑張っている様を、キャストの豪華さと圧の強い演技、演出により、重厚な物語かのように見せてくれました。
なかなか楽しめました。
後半はしっかりと犯人逮捕をゴールとした、謎解き要素有りの展開となっています。
それは良しとしても、どうにも話の辻褄が合わないような、キャラクターの行動原理が分からないような出来事がところどころで発生します。流石に前半同様に高圧力なキャスト陣に押し切られるわけにもいかず、ちょっとずつ冷めてしまいました。
エンドロールに流れる小田和正。前半は聞き流していたものの、後半鑑賞後の冷めた気持ちには厚かましい温度差でした。
テーマ 2.8
画 3.0
ストーリー 2.5
キャラクター 3.0
音楽 2.3
豊かさ2.3
