64 ロクヨン 後編の作品情報・感想・評価・動画配信

「64 ロクヨン 後編」に投稿された感想・評価

のぐち

のぐちの感想・評価

4.2
【前編・後編合わせての感想】

重厚なストーリーのミステリー大作。
やっぱり原作が素晴らしいだけあって、映画も4時間があっという間の展開。

ただ、真相が分かってからのラスト30分は少し冗長に感じてしまった。

小説だと警察組織についての背景とか詳しく述べられてたけど映画初見の人はついていけなくない?とも思う。
被害者家族の執念。広報官のジレンマ。前後半一気に見ちゃいました。
♪ 譲れなかった想いは 何処に置いたっけ
  失くしたくなかったものは
  どんなものだっけ

前後編の“後編”は期待しないのが鉄則。
特に観客の想いを煽るような予告編は観ない方が吉。そんな姿勢で臨みましたが…いやぁ。最後の最後まで勢いを失わない作品でした。うーん。マンダム。

ただ、正直なところ、終盤の展開は暴走してると感じましたけどね。原作とは違う着地点を目指したから…なのは分かりますが、やはり脂っこいのは受け付けない年齢なので…。うー。

だからと言って評価を下げるのは勿体無い話。
それに、なんとも挑戦的な姿勢じゃないですか。大人向けのドラマなのに、目茶目茶に前のめり。瀬々敬久監督の覚悟が伝わってきましたよ。

ただ、それは諸刃の剣でもあります。
勢いがあり過ぎるゆえに観客を置いていってしまう可能性があるのです。僕は原作を読んでいたので補完できましたが、一般人には馴染みの薄い警察内部を本作だけで理解するのは難しいと思います。

少なくとも、警視庁と県警の関係性。
それと警務部と刑事部の微妙なバランス。
この辺りは最初に抑えておいた方が良いです(それでも二渡調査官の存在意義には首を捻りたくなりますが…他の作品だと主人公だったりするんですけどねえ)。

また、オリジナルの部分を入れてしまったことで《犯人》の心理描写が中途半端になってしまったのも残念。この辺りも難しいところですね。原作と同じ展開だと物足りない気もしますし。

そもそも重厚な原作を前後編4時間で収めている時点でスゴイんです。創作は“加える”よりも“削る”ほうが難しいわけで。本作を仕上げるために、ある一定のラインで割り切った“覚悟”は称賛すべきだと思いました。

まあ、そんなわけで。
横山秀夫先生の傑作を見事な手腕で映像化した傑作。瀬々敬久監督の筆致がとても良かったので、他の作品もチェックしたくなりました(と言ってもピンク映画の方ではないですよ…)。
Miyu

Miyuの感想・評価

3.8
前編に引き続き鑑賞。キャストがすごい。原作読んだはずだけど、最後がどうしても思い出せないので、もう一度読みたくなった。
記者って、あんななの?2020年67本目。
なほ

なほの感想・評価

4.0



続きが気になりすぎて、秒で再生した後編。


まさかの展開すぎて頭がついていくのギリギリでした。

やっぱりミステリーはおもしろい!!!!


前編の前半は展開遅くて、少し飽きかけてたけど

まじでどんどん引き込まれていってこっちまですっごくドキドキしました。




犯人の取り押さえを、その娘が目撃してしまうシーンは感情がぐちゃぐちゃになってしまいました。
前編を上手く回収し、見事なまでにエンディングへと運んだ後編でした。
この事件は解決しても誰一人幸福にならない。ラストはとても胸が苦しくなった。
個々のメインキャストさんたちの演技が素晴らしく、もうそこでホントの物語が生まれてる(表現あってるのかな…?)かのようなシーンがたくさんありました。
執念が呼び寄せた犯人判明。

想像とは全然違う犯人だったけど。

なぜと思うところが多数あったけど、
重厚で面白い作品だった。

自分の場合、娘を殺したと思われる人物が目の前にいた場合、確たる証拠を見つけ出して自分の手で殺めたいと思うだろうな。
娘いないけど。

68作品/2020年
drynoppo

drynoppoの感想・評価

3.5

このレビューはネタバレを含みます

前編から、ソッコー突入!
これ、リアルに映画館で見てたら、後編公開までどれだけ悶々としたことだろう(笑)

前半のちょいあらすじからスタート。
広報官にも来ない情報。
記者会見が大荒れに荒れる。
前編で和解した地元記者クラブのメンバーは、広報官をかばうものの、東京からやって来た先輩記者たちにダメ出しされて、意気消沈。彼らに再び活躍場面がくるかと思いきや、最後までそのままで主人公に慰められて終わり…
新たな誘拐事件の犯人は、そこかー!
が、肝心の64の犯人がそこ?
後編だけ見たら、意外性って思うけど、こいつ前編に出てないやん!
それは、映画としてはどうなん?
犯人を追い詰める方法も、派手さも意外性もなくて、どうなん?

最後までのめり込んで見せられましたが、最終的な満足度は、前編の期待感に見合ってはいなかった。
ちょっと残念。
とも

ともの感想・評価

3.5
期待しすぎてしまったかな?
意外性はなかったが、豪華出演陣だったので観れた
内部の闇がずーっと続くからイライラしっぱなしだった
この映画にはこの終わり方しかなかったと思うが、スッキリはしないよね
本当の日本はこんなんじゃなきゃいいな…
雨宮さんはなぜ出頭しなきゃいけないの??
butasu

butasuの感想・評価

2.5

このレビューはネタバレを含みます

なんだか色々と惜しい作品だった。

脇役に至るまで個性的な役者陣を揃えており、登場人物が多いにも関わらず観ていてこんがらがることはない。ただ逆に言えば役者の個性のみに頼り過ぎで、各キャラクターの描き込みが浅い。特に重要な役柄であると思われる瑛太と吉岡秀隆については、もう少し丁寧にフォローする必要があったと思う。瑛太は存在感抜群だっただけに、結局存在意義が良く分からなくて悪目立ちするだけになってしまっていた。脚本が悪い。

描写のリアリティの無さと、感情任せの大仰な感動演出も気になる。主人公の娘の件も中途半端。何で娘があんなに荒れていたのか、整形などと言い出しているのかがかなり謎だったのだが、原作では父親に似て醜い自分の顔がコンプレックスだったらしい。設定を変えるなら変えるでちゃんと新しく作らないと意味不明なことになる。しかも原作では最後あんな行動をとったり辞めたりせずに、最終的に刑事ではなく広報官として残ることを決意するらしく、その方がよっぽど物語に説得力が出そうなのに何故変えたのか疑問。

前編でメインとして描かれた記者クラブとのやりとりは非常に緊迫感があり、面白かった。ただ前編の終わりで最終的に"良い話"風にまとまったのもなんか残念だったし、後編ではさすがにこのやりとりにも飽きてきて記者たちの煩さに辟易するだけだった。しかも結局この記者たちとの信頼関係的な問題がメインの事件とほとんど関係ないのも残念。
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