映画の二部作というと、二部作にした必要性についていろいろ言われることが多いと思うけど、この64に関しては、二部作にしないといけなかったんだろうなと納得した。繋がった内容でありながら前編と後編で物語の雰囲気(ジャンル?)が異なっているように思えたし、そもそも2時間や3時間では足りなかったと思う。
後編はロクヨンを模倣した誘拐事件の話がメインで、そこから過去の事件への繋がりが見えてくる。
内容は切ない。子どもがいる人といない人ではだいぶ感じ方が違いそう。私は子どもがいないので、親になるって恐ろしいなと結構本気で思った。子を想う親の気持ちがこわい。
そしてこれは前編からと言えることだけど、キャストがとても豪華。そしてみんなハマってるから凄い。
永瀬正敏がとても良かった。表情やら雰囲気やら素晴らしかった。あと仲村トオルと椎名桔平が印象的で、2人ともああいった役が似合いすぎていて良かった。
気になったのは広報室の婦警がしゃしゃり出てきすぎなことかな。なんとなく不自然だなと(男性メインだから女性を出したいのかなと1歩引いて考えてしまった)
間に休憩を挟んだけど二部作を続けて見て、退屈することもなく、楽しめて満足だった。
2016-065