さみ

64 ロクヨン 後編のさみのネタバレレビュー・内容・結末

64 ロクヨン 後編(2016年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

前編をDVDで観て続きが気になって後編も連続して観ました。

ロクヨンを模倣したような新たな誘拐事件の顛末、すごい切なかった。

正直、今回の事件は自業自得。
父親の執念を感じたし、因果応報というか。

人の子は平気で誘拐して殺して、いざ自分の身にふりかかると必死に救おうとするってすごい矛盾。

復讐は許されることじゃないかもしれないけど、あんな無残な姿で娘が見つかったら気持ちもわかる。

とにかく佐藤浩市演じる三上がよかったな。自身の娘が行方不明ということもあるのか、事件に肩入れしすぎのところはあったけど、許せないものは許せない。

目橋の逮捕シーンを娘が見てしまって傷ついたのはかわいそうだなと思ったけど、やっぱりそれも自分がやったことのせいだし。
犯した罪は消えない。

昭和64年に取り残されていた思いは、なんとか浄化されたように思う。
さみ

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