このレビューはネタバレを含みます
前編をDVDで観て続きが気になって後編も連続して観ました。
ロクヨンを模倣したような新たな誘拐事件の顛末、すごい切なかった。
正直、今回の事件は自業自得。
父親の執念を感じたし、因果応報というか。
人の子は平気で誘拐して殺して、いざ自分の身にふりかかると必死に救おうとするってすごい矛盾。
復讐は許されることじゃないかもしれないけど、あんな無残な姿で娘が見つかったら気持ちもわかる。
とにかく佐藤浩市演じる三上がよかったな。自身の娘が行方不明ということもあるのか、事件に肩入れしすぎのところはあったけど、許せないものは許せない。
目橋の逮捕シーンを娘が見てしまって傷ついたのはかわいそうだなと思ったけど、やっぱりそれも自分がやったことのせいだし。
犯した罪は消えない。
昭和64年に取り残されていた思いは、なんとか浄化されたように思う。