ライド

しんぼるのライドのレビュー・感想・評価

しんぼる(2009年製作の映画)
1.0
松本人志は何作も映画を作ったが一つも良いものを作れなかった。見事に全て駄作を作ってしまった。映画制作の文法を最後まで理解出来ず芸能人生の汚点になってしまった感がある。そしてその映画制作の「スベリ」を全て集約してしまった作品がこの作品だと思う。やる事なす事全て映画的にスベってしまってひたすらに薄ら寒い。笑いという点においても本当に面白くなかった。ここまで映画というフォーマットにフィットしなかったのは松本人志の笑いが時系列で笑わすというより、感覚的に笑わす要素が強すぎてそれを映画でやろうとしていて、見事にハマっていないからだと思う。根本的にコント制作と映画作りは文法が違うのに、無理矢理自分の感覚的なもののみ映画のフォーマットに入れ込もうとするからめちゃくちゃになったんだとおもう。アイデアの断片みたいのを見せられていて、しかもそのアイデアが貧弱すぎたので終始退屈と失笑しかなかった。
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