ライドさんの映画レビュー・感想・評価

ライド

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さらば愛しき大地(1982年製作の映画)

5.0

名作。田舎に住む様々な人間のしがらみや関係性にリアリティを感じた。うまくいかない世界にそこに薬物を入れてしまったら転落しかない。段々と錯乱していくシーンやラリってる主人公目線の田園風景の長回しのカット>>続きを読む

正午なり(1978年製作の映画)

2.0

要するにセックスしたいしか頭にない童貞青年のことを描いてるんだろうけど、ほんとにそれだけ。そのさまをヘンなバンドサウンドに乗せてずーっと二時間ダラダラ見せられる。主演のセリフの棒読みっぷりもイライラし>>続きを読む

ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

3.0

なんとなく雰囲気怖かったので楽しめましたが、この監督はミッドサマーと同じく悪魔崇拝とかなんやら、そういう厨二病的なモチーフが好きなんだろうなって感じ。で、ミッドサマーと同じでそういう悪魔とか神話とか宗>>続きを読む

SHAME シェイム(2011年製作の映画)

2.0

何故この兄妹はセックス依存、恋愛依存になったのか過去を掘り下げて描いていないので、こういう人達がいますよ〜ってだけの映画になっていた。苦しむ様子だけが描写されていてテーマが性依存ならもう少し深く病理の>>続きを読む

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

3.5

世界観の作り込みは凄いです。後半からテーマ性が帯びてきて面白くなって来ます。恐らくこの作品のテーマは進歩だとかそういうものだと思いますが、後半までちょっとダレてました。ディズニーシー的な世界観にエログ>>続きを読む

パリ、テキサス(1984年製作の映画)

3.0

パーフェクトデイズがすこぶる良かったのでこちらも観たが、うーんこれは名作なのか?
結局、育児放棄した身勝手な親の話なので何も感情移入も出来ず終わった感じ。歳の離れた若い女に入れ込んで結婚した感じも、主
>>続きを読む

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

5.0

平山が何故日々充実した生活を送れているというと、情報化社会である現在でも全く他者と比較せず自分なりの価値観で生きて行いるという事を上手く描いていた。徹底的にアナログ製品を使用しているのも彼にとって心地>>続きを読む

家族ゲーム(1983年製作の映画)

5.0

斬新な演出とメタファー。今みても色々なシーンがとても鮮烈に感じる。邦画の中でも一際出来が良い作品だと思う。シュールさやおかしみにも溢れていて、松田優作がとにかく面白い演技をする。実験的でありながら、団>>続きを読む

ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章(2017年製作の映画)

1.0

この監督は監督業を辞めて欲しい。この監督の作品群を見ると金儲けのために監督にアサインされ流れ作業のように作っている。良い作品を作るというよりも発注されたから、何となくこなしてるだけ。この作品は、はっき>>続きを読む

高校教師(1993年製作の映画)

1.0

ダメ映画でした。演出や人物描写が意味不明。笑い所が沢山。ただのヒステリックなサイコ教師となんも喋らない何を考えてるかわからない女の子。というかサイコ野郎ばっかり出てくる映画笑。なんのリアリティもなく、>>続きを読む

しんぼる(2009年製作の映画)

1.0

松本人志は何作も映画を作ったが一つも良いものを作れなかった。見事に全て駄作を作ってしまった。映画制作の文法を最後まで理解出来ず芸能人生の汚点になってしまった感がある。そしてその映画制作の「スベリ」を全>>続きを読む

枯れ葉(2023年製作の映画)

3.0

いつものカウリスマキ印の映画という感じで、まあこんなものかと言うところ。淡々と進むオフビート気味の演出と希望を感じさせる作品だが、毎回設定が同じようなもので…主人公が肉体労働者、クビになる、希望を感じ>>続きを読む

(2023年製作の映画)

3.5

そこそこ楽しめるエンタメ映画って感じでした。ストーリー自体は戦国の歴史を知っている人なら先が分かるので、そのストーリーにどうやって武流にエンタメを乗せるのかを楽しむ作品です。ただそのエンタメ具合がいい>>続きを読む

39 刑法第三十九条(1999年製作の映画)

3.5

実験的ともいえる演出で映像ならではの独特の世界観はありました。ただちょっと狙いすぎな部分もあり、登場人物がただの変な人みたいに見えてちょっと笑いそうにもなった。お話しは後半になるにつれて色々な事が明か>>続きを読む

欲望の翼(1990年製作の映画)

2.0

大したテーマ性やメッセージはないと感じました。いかにも90年代の映画って感じで雰囲気のみを楽しむ作品です。この内容だと30分くらいでいい。オシャレなだけで若者にはウケるかもしれませんが映画作品としては>>続きを読む

Wの悲劇(1984年製作の映画)

4.0

役者に魂を売るという事はこういう事を言うのだろうな。ラストシーンで役者に魂を売らなかった恋人と魂を売ったヒロインの対比が印象的。どちらが正しいとかではなくて生き方の選択を描いているように見えた。この映>>続きを読む

遠雷(1981年製作の映画)

2.5

「さらば愛しき大地」の劣化版。人間があんまり描けていないなぁ… 何を描きたかったんだろか。あと、音楽の使い方がすごいダサい。他のレビューに書いてあるがおっぱいの映画。無駄にエロいシーンが多かった。

月はどっちに出ている(1993年製作の映画)

2.0

在日外国人の日常をダラダラ描いてるだけで大きな展開などはない。何が描きたいのかよくわからなかった。

十九歳の地図(1979年製作の映画)

4.0

昭和の純文学にはこういった若者が抱く湿った暗鬱とした作品が量産されてそれが芸術として受け入れられていた。私もこういう文学を読んで主人公と同化して暗鬱とした気分を昇華させていたが、この作品は映画としても>>続きを読む

震える舌(1980年製作の映画)

4.0

病気の怖さを演出の力で全編押し切って見せていてとても素晴らしい映画だった。だいぶ古い映画になるが、センスがあれば古さなんて関係ないってことが証明されている。照明の使い方やクラシックの音楽の使い方、破傷>>続きを読む

標的 羊たちの哀しみ(1996年製作の映画)

1.5

アニメみたいなチープな効果音に訳わからんスローモーションの演出。ストーリーもベタでツッコミどころ満載。セックスシーンがやたら多くて若松孝二はこれが撮りたかっただけやないの?っておもってしまった。

アンタッチャブル(1987年製作の映画)

1.0

リアリティがなくてめちゃくちゃ。昔のアクション活劇だなぁって感じ。ツッコミどころ満載で笑える。途中からインディジョーンズみたいなノリに笑 音楽もダサい。乾いた暴力を描いたマフィア映画を期待したがコメデ>>続きを読む

カジノ(1995年製作の映画)

5.0

これはギャング映画じゃなくて、設定は店のマネージャーなんですけど、経営者を描いた作品ですね。有能な経営者の事をすごくリアルに描けていると思う。金勘定やスタッフに細かいところで叱責するシーン、意外と石橋>>続きを読む

桜桃の味(1997年製作の映画)

2.0

長い。映像も演出単調なので非常にねむくなる。60分以下にまとめられる内容。最後の老人の話も説教を聞いているだけのようで、胸を打つ感じではない。ラストシーンも実験的な事をやってるだけで色々と考察されると>>続きを読む

パラダイスの夕暮れ(1986年製作の映画)

3.0

アキカウリスマキの映画はすごい好きなんだけど、毎度毎度ブルーカラーの人間を人生の負け組みみたいにいい描くのはどうなんだろうと思う。なんかブルーカラーの人間は全員負け犬みたいで馬鹿にしているかのようにも>>続きを読む

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

5.0

宮崎駿の集大成。イマジネーションの連続。アニメーションならではの視覚表現と駿さんのファンタジックな世界観がこれでもかというくらいにぶち込まれてる。やっぱりアニメーションの監督なんだなあとつくつく感じる>>続きを読む

グッドフェローズ(1990年製作の映画)

5.0

演出がピカイチ。マフィアの理不尽な暴力の描き方がめちゃくちゃ上手い。別の組織のマフィアからからかわれて撲殺したり、ウェイターの青年を射殺するシーンのサイコ感とかスコセッシ節が炸裂。観ていて全く飽きさせ>>続きを読む

髪結いの亭主(1990年製作の映画)

1.0

ザ、駄作!!ただの気持ち悪いエロオヤジの妄想映画。「結婚してください」「承諾します」ってなんでやねん!笑 ただの何でもないエロオヤジが美人の床屋とすぐ結婚できる意味がわからない。まあご都合主義な訳で。>>続きを読む

FALL/フォール(2022年製作の映画)

2.0

ツッコミドコロ満載の映画。基本的にバカな女二人が登ってはいけない塔に登り立ち往生する話。旦那が死んで立ち直るために塔に登るという動機もよく分からない。主人公の女は別に熟練したクライマーではなく怖がりの>>続きを読む

ザ・ホエール(2022年製作の映画)

4.0

「救済」がテーマの作品なのかなと感じた。登場人物は誰しも誰かを救いたいという欲求があるのだけれども、同時に自分のエゴも抱えているという事を巧く描いている。完璧な人なんていないし、誰かを大事に想う気持ち>>続きを読む

シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

2.0

テンポが悪くてまったく引き込まれない。映画の尺というのを理解しているのだろうか?やっぱりアニメの監督なんだなぁと再確認した。基本的にアニメのようにエピソードがぶつ切りで見せられていて全体を通してまとま>>続きを読む

シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

2.0

微妙…。YouTubeの冒頭シーンの広告動画にすごくワクワクしたんで観たんですが、期待はずれ。アクションシーンに魅力を感じない。斬新な表現や胸が熱くなるような演出は冒頭と最後のトンネルのシーンくらいで>>続きを読む

NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

3.0

微妙…。なんか飛行物体の映像を撮るってのがワクワクしない。行動原理が金のためやし。命かけてまで撮影しようと思うかな?なんかモヤモヤしながら見てしまった。ていうか田舎ともいえども流石に警察とか気づいて出>>続きを読む

羅小黒戦記 ぼくが選ぶ未来(2019年製作の映画)

4.5

自然と人間のようなよくある二項対立を扱ったテーマだが、そういったテーマの作品の中でも抜群に出来が良い作品。よく見ると各々のキャラクターの思想が様々であることがわかる。敵対する側にも相応の正義があり、な>>続きを読む

RAW〜少女のめざめ〜(2016年製作の映画)

3.0

比喩表現が多すぎていかにもフランス映画って感じの作品。比喩比喩比喩!で押し通して行くんですけどラストは辻褄合わせるためにストンと綺麗にまとめるんですけど、この構成ですと最後まで比喩で突き通して欲しかっ>>続きを読む

アバター:ジェームズ・キャメロン3Dリマスター(2022年製作の映画)

4.5

現時点で世界最高峰の映像体験が出来る作品。もう映像クオリティは物凄いです。IMAXでみるために作られた映画のよう。このVFXを作ったチームには本当に頭がさがります。ストーリーの方は少し首を傾げる部分も>>続きを読む

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