高澤奏

しんぼるの高澤奏のレビュー・感想・評価

しんぼる(2009年製作の映画)
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中学生の頃、友達と映画館まで見に行きました。お客は全部で五人。俺等以外は全員おじさんだったので、場内には異様な空気が流れていました。映画がはじまっても、おじさんたちはみんな真剣な顔で見ているので、なんとなく笑っちゃいけないみたいな空気ができていて、笑うのを我慢していた俺と友達は窒息死するところでした。でも中盤からやっと一人のおじさんが笑ったのをきっかけに、他のおじさんたちもだんだん声を出して笑うようになりました。おじさんたちも周りの目を気にしていたのかもしれません。俺たちも我慢するのをやめゲラゲラ笑いました。やっぱり笑えるって幸せなことだなって思いました。
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