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父を探してのsajimarksのレビュー・感想・評価

父を探して(2013年製作の映画)
4.5
映像と音楽を期待して観に行ったら、思いがけずストーリーに射抜かれた。ラフで緻密な映像表現だけでなく、構成が素晴らしくて深い余韻がある。匿名的な、何も成し遂げず国家と時代に翻弄され消えてく市井の人。そこにクローズアップして、個人の内面と社会を等しく極彩色で描く。パレードの音楽で泣いた。よかった。
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