かきぴー

最後の1本 ペニス博物館の珍コレクションのかきぴーのレビュー・感想・評価

3.9
完全にネタで観に行った…(´・_・`)

これが思いの外面白かったっすねww 面白いというか観てる間はほぼケタケタ笑ってるだけだけど、終わってみると「あ、意外にしっかりしてたな」という印象。

真面目な感想を述べますと…
まぁ、ペニス博物館の館長が主人公であり彼を中心に物語が進むわけですが、彼が収集する理由でもあり博物館を通じて人々に伝えたいことが「ペニスってそんなにタブーか?ちょっと考えてみてよ」てことなのです。ま、実際はそこまで確固たる想いがあるわけではないと思いますが、それでも彼はこのドキュメンタリーを通じてそこらへん、総じては彼の人生を観客に伝えたいわけであります。

それに対して!観客われわれ!
完全にペニスをネタとして、タブー観たさでチケット購入。そして上映が始まるわけでございます!まず、前半では館長&博物館紹介が続きますが、もうとにかくずっとケタケタ笑ってるだけ、「なんだこいつww」と。

しかし、ストーリーが進むに連れ、物語の中心となる、人のペニス問題が進み、まぁ、カクカクしかじかあって…だんだんとそれぞれの事情やら心情を我々が知っていくわけで…ふと気づくわけです

「あれ…?、いつのまにか違和感が、な、ない⁉︎」とね。

つまり、ペニスでてきたり、ペニスに対する熱い想いを語ってても違和感なく、フツーのことのように受け入れてしまう…これがびっくり!
特に最初にペニスが出てきたときは、ドン引きしつつも笑っちゃうという状態でしたが、最後のあのシーンではペニスが出てきてもそのような感情は一切なく、ただ「良かったね館長さん」と言ってあげたい。この価値観の破壊があったので、笑えるだけの作品ではなかったなと思います。

しかーし!!実際は…

感動ポイント:笑いポイント
=5:100

なわけですわ、エェ⁈
観た人はわかると思いますが、どれもこれもすべてあいつのせいですww

(´・_・`)トムさん…彼が頭おかしいんですわ。ほとんどのシーンで映画館全体が笑いに包まれる。
どこがどうとか言ってると大変なので書きませんが、館長と交互に映るシーンでは完全な漫才でしたww 館長さんがツッコミと化している。ま、この対比があったから館長がまともに見えたのかも(´Д` )

あと、演出的には、音楽の使い方が上手くマッチしてて軽快な部分と、どんよりした部分が伝わってきましたな。そして、何と言っても時間がちょうどよかった!
駆け足感はなかったけど、かなりブラッシュアップされてて、退屈はしなかった!ま、そもそも退屈しないのだがww

何度も言いますが、けっこう真面目なこと書いてますが、実際はネタですww マジでヤバいやついるからww

他人にはすすめられないけど、観てよかったかなww(`_´)ゞ


※番外編
しかし、チケット買って入場するまではなかなか堂々とできない部分があるww
ナイトクローラ公開日だったもんでチケットブースで、「さ、最後の一本お願いします」はなかなかキツイものがあった(´・_・`)
かきぴー

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