LGBTQとフェミニズムが素敵に同居した物語。
つまり、"その性別らしさ"という、性別につきまとう偏見や不平等を、気持ちよく取り払ってくれる。
人にも仕事にも誠実な登場人物がとても魅力的。
人々の情熱と変化が魅力的。
魅力的なコメディ脚本。
"その人らしさ"を生かし、その人らしく生きていくということ。
これが出来ない環境が現実にある。
「これはおかしいのでは?」と自分の心に従って発言すると
集団の中で異質なものとして見られる。
発言した人が叩かれる、という状況が現実にある。
でも、この映画は、そんな現実を
エンタメで叩いてくれるようだ。
短い人生を精一杯楽しく生きられるように
この映画のように現実が変わってほしいと思う。