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AMY エイミーのkoukuwabaraのレビュー・感想・評価

AMY エイミー(2015年製作の映画)
3.7
ヴォーカリストが主人公の映画は、とにかく歌が素晴らしいから好きだ。エイミー・ワインハウスもしかりで、その歌声の奥行きと、ムーディーなビブラートがたまらない。ただ一つ残念なのは、彼女がその素晴らしい才能を存分に活かし切ったとは言えないことだ。もちろん自制心がブっ飛んでいるからこそ、そのポジションまで行けた部分もあるのでそこの判断は難しいが、もっと彼女の素敵な歌声を聴いていたかった。芸術の分野に才能がある人間には、繊細な人が多い。その繊細さを守るには周りの人間の協力が不可欠だ。だがお金や地位が絡むと、色々な事がややこしくなる。一人のスターの光と影を見つめる中で、様々な事を考えさせられる作品。
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