2017年劇場観賞59作品目
昨年観賞した『ソング・オブ・ザ・シー』が人生の中でもかなりビビビときた作品だったので、同監督でその前に制作された作品とのことで楽しみにしていました。
『ソング〜』と同じく、美しい装飾画が動き出したような印象の画面で、人も動物も全てのキャラクターが可愛すぎる！！（恐ろしいバイキングの描き方も素晴らしい）
やはり前作品との事で、『ソング〜』の方がより無駄な線を省いて洗練されているなと思ったものの、その独創的で神秘的な世界観は日本のアニメーションで並ぶものが思いつかないほど素晴らしいものだと感じました。
お話自体はアイルランドの歴史（雄大だが厳しい自然の中でのバイキングの侵略との戦い）をメインに、ケルズの書を制作していく事を巡っての人々の苦悩や葛藤や価値観の違いなどが込められている。
なんかこの作品を制作していく人々の過程や想いみたいなものも暗にこめられているような。。。
伝統的で精霊や言霊など神話性のある内容が日本人にはあまりなじみがないのかも？ただ、大きなストーリーの流れはかなり小さな子供でも理解できるように組み立てられているし、ストーリー分かんなくてもあの画面を見るということだけでもかなり価値のある事だと思えました。
トム・ムーア監督の他作品観たくてたまらん！！次回作楽しみです。
そして作品に関連してFILMAGA記事書いてるので、良かったら。
https://filmaga.filmarks.com/articles/1362/
【実写では叶わない映像体験】人々を魅了するアニメーション作品5選
