もなか

ブレンダンとケルズの秘密のもなかのレビュー・感想・評価

ブレンダンとケルズの秘密(2009年製作の映画)
4.1
初めてトム・ムーア監督の作品を観ました。
鑑賞後に工藤雅子さん(チャイルド・フィルム代表取締役)によるトークショーがありました。
映画の舞台となったアイルランドの世界遺産や、アニメ制作スタジオを紹介して頂きました。
ケルズの書はアイルランドのトリニティ・カレッジ図書館に保管され実際に目で見れる事が出来るようです。映画に出てくる建物なども実際のものをモチーフにしているためアイルランドにより興味が湧きました。

直接 お話したところ トム・ムーア監督は大の動物好きな方で 白猫のパンガ・ボンの細かな仕草などは動物好きだからこそだと思いました。
まだ未鑑賞のソング・オブ・ザ・シーに出てくるクーという犬とで猫派、犬派で別れますね笑

パンガ・ボンというのは「白よりも白」という意味があり白猫の特徴のオッドアイも関係しています。
またエンディングに出てくるパンガ・ボンの詩は修道士が書いた落書きだそうで その詩は検索するとしっかり出てきますよ。落書きが こんなにも大きく取り上げられるとは面白いものです。
それともう一つ パンガ・ボンはメス猫で 女同士でブレンダンを取り合うライバル関係があるようです。三角関係があったとは驚きでした笑 最後は仲良くなりますが、監督の遊び心を感じました。
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