ヤスヤス

ブレンダンとケルズの秘密のヤスヤスのレビュー・感想・評価

ブレンダンとケルズの秘密(2009年製作の映画)
3.9
平面であるからこそ可能な表現を突き詰めており、アニメーションならではの表現方法が新鮮に映る。印象的なグリーンを中心とした色彩感覚、極端にデフォルメされた人物や背景などのデザインは、アート性が非常に高い。世界で最も美しい書物(聖書の写本)をめぐる物語でありながら、作品自体が美しい装飾に彩られたアートブックのよう。
バイキングが魔物か何かのように、象徴的に描かれているのも興味深い。高く築いた壁を破って侵入してくるバイキングの恐怖を演出するシーンは、PG-12級の迫力(笑)。
ケルト音楽がベースになっているのだろうか。音楽も好み。
ヤスヤス

ヤスヤス