実話が作為に勝ってしまう、そのお手本のような作品だった。
裏を返すと、本作がもし実話じゃないとすればちょっとやりすぎ?とも思えるプロット。その分水嶺にちょうど位置するような、まさに実話だからこそ評価すべき脚本。
本作の見せ場でもある密輸ルートを世界地図で示し、そのスケールの大きさとスリル感を表したのも好きだったな。また、時代背景を当時の大統領の映像等を用いながら半ば皮肉交じりで説明するのは、さすがアメリカ映画といったところ。
観ている中で思い出したのは、下記のインディアンの諺。
「お金は必要だが、重要ではない。」
あとは、"贅沢とは、必要よりちょっと多い的な"やつ(ど忘れした)