マールボロボロ

アイヒマン・ショー/歴史を写した男たちのマールボロボロのレビュー・感想・評価

3.7
この映画で伝える事のできる場所の大切さと、伝えたいけど伝える事のできない人達がいる事が認識出来た。そして戦争を無くすにはこれを自分達が知っておかなくてはならない。本当に大切な事を教えてくれた映画。

あらすじ

1961年4月イスラエル、明かされる事の無かったナチス政権時代の真実を「ユダヤ人問題の最終的解決」に関わり、指揮指導を行っていたアイヒマンの裁判によって明かされる。視聴率を全力で上げようとするTV番組プロデューサーミルトンとドキュメンタリー監督フルヴィッツは最高の番組を作る為に元ナチス構成員からの脅迫にも屈さず裁判を撮り続けたのであった。しかしナチス被害者の地獄の苦しみを訴える様子を見ても表情一つ動かさないアイヒマン。次第にフルヴィッツは彼の人間性を暴こうと番組の方向性を無視する。それに怒るミルトン2人はぶつかるが、次第に周りの環境やナチス被害者の話によって考えが変わって行くのであった…