mina

アイヒマン・ショー/歴史を写した男たちのminaのレビュー・感想・評価

5.0
アイヒマン裁判を企画し放送されるまでの過程の裏舞台。
裁判シーンは実際の記録映像を使用しておりなかなか見るのが辛かった。
エンドロール前の言葉が全てだ。
悪人狂人が断罪され処刑されたとしても終わりではない、誰もが第二第三のアイヒマンになり得る。
この裁判を傍聴していたハンナ・アーレントの映画もこの前見たけど、「悪は凡庸」という言葉は今も刺さる。
社会にはびこる悪を断罪し叩くのも必要だが「自分にもそういう悪が棲み着いててそれが開花しないよう」自戒の念も更に大事だと思った。
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