サンタムール

アイヒマン・ショー/歴史を写した男たちのサンタムールのレビュー・感想・評価

2.5
2015年制作のイギリス映画。1961年、"ホロコーストの実行人"と言われた元ナチスの親衛隊将校アドルフ・アイヒマンの裁判を全世界に中継し、ホロコーストの真実を伝えた実在のテレビマン達の姿を描いた作品。
監督はポール・アンドリュー・ウィリアムズです。
以前にも、ハンナ・アーレントという映画でこの、アイヒマンの裁判は頭にインプットされていたので、心にある程度のバリアをはって観賞に挑んだんだけど…。
裁判がはじまって、地獄の収容所で、いきのびた被害者たちが語るホロコーストの生々しい事実とショッキングな映像に私の心のバリアは簡単にはがれ落ちてしまいました。もう、涙ドバー❗です。
私はホラーとか、ゾンビモノは好きだけど、こういうのは耐性がないので、あと、もうちょっとで劇場を出ようかと思ったぐらい。。
"サウルの息子"ではボカシが入っていたり、ラストに少し光もさしていたのたけど、"アイヒマンショー"は、衝撃映像もバシバシ入るし、実話だから、裁判が終わっても、心穏やかになることはなく、ひたすらズッシリ…。オモクルシイ。
ホロコーストといえばギリシャ語で"焼かれたいけにえ"っていう意味があるらしいけど、なんの罪もない人びとが、たくさん殺された事実として、、、。
こんな歴史が未来に繰り返される事がないよう、これからの若者達に観て欲しい作品ですね。
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