映画評論家

ラ・ラ・ランドの映画評論家のレビュー・感想・評価

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)
4.0
「夢」というもの、魅力的であるが、それは短期的なもので年が経てば経つほど色褪せていく
多くの人は途中でその熱を冷まし、「目標」をつくる。実現可能な「目標」だ。ただ一方で諦めずに「夢」を追い続ける人もおり、その中のごく一部が「夢」を叶えることができる。ただその途中で数あるものを捨て、中には「夢」と同じくらい重要なものも捨てなければならない。それは苦しいものだが、その苦しさがあるからこそ、夢を叶えた時に美しさを映す。

「夢」を追うことの美しさと難しさを描いた作品

ミュージカルの部分は映画の現実とは少し異なる、妄想?のような要素を常に持っていたように感じた。

お互い別々の夢を持つ男女は大体が決別の道を歩むので、恐らく別れるんだろうなとは思っていたが、最後のシーンのせいで少し期待してしまった分より切なさを感じたが、映画的にはあれで良いのだろうと思う。