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ラ・ラ・ランドのmocoのネタバレレビュー・内容・結末

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

最初の、渋滞の中みんなで歌うところ楽しくて好き!と思ってたら後半はまぁまぁドロってた。
彼氏と兄弟カップルとのディナーバックれは普通にびびるので、普通にひとこと言っといたほうがいいと思う

喧嘩シーンは互いに夢がある版の花束みたいな恋をしたって感じで、
2人の今後のため&夢を叶えるために今は稼がないといけないと考えたセブと、
夢を諦めないで欲しいし自分も夢を諦めないし2人の時間も欲しいミア。
男女入れ替えて考えると、いや働けよ!と言ってしまいそうになるミアの行動は、パーティに出かける曲のように「誰かがこの状況から救ってくれるだろう」というような、人生に対してどこか他人任せな一面からきてるのだろうか?
むしろ夢に対して確実な行動をとっているのはセブのように見える。

ラスト、この選択肢を選んでおけば2人とも一緒にいれてハッピーエンドでした!というような映像が流れたが、本当にそうだろうか?
セブはバンドの誘いを断りミアは女優として成功していたが、セブは店を開けた?開けたとしてもそれはミアの金で??
ミアも女優を諦めてセブについていくと言う選択肢もあっただろうに。

店を開くことができたが故に、夢が叶うってこんなものかと思い、自分が選ばなかった道が輝いて見えるだけだろうと思う。
マズローの欲求のように、懇願していたものが叶ったから次が見えただけ。
きっと最後の映像のようにミアと一緒にいる選択肢をとったとしても、一生、夢を叶えることができなかったというしこりが残り続ける気がする。
まぁそれを踏まえた上でのどうにもならない後悔を思い出に昇華した場面と捉えることもできるけど…

その場でとてもよく考えてとった選択肢なら、常に最善の行動であるはずなので何も間違えていない…と思うのだが…うーん、ミスト…
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