ラ・ラ・ランドのあおいのネタバレレビュー・内容・結末

2016.12.30 Santa Monica
Arclight Cinema
2017.01.26 Japan Premiere
2017.02.01 先行試写会

昨年末にアメリカで1回目を見てから、ジャパンプレミアに先行試写会と縁あって3回見せていただきました。

映画全体の色や衣装はかわいくて、ハリウッドやロサンゼルスの景色もすごくオシャレな映画！普段あまりミュージカルを見ない人でも楽しめるのではないでしょうか。

それから、出てくる景色がハリウッド！LA！なので、映画を見たあとに実際に訪れられる場所がたくさんあって楽しいです。1度目をちょうどLAに行っていた時に見たので、行った場所や、通る場所がたくさん出て来て、さすが映画の都だなと幸せな気持ちになりました。

ただ、GG賞やアカデミー賞の最多ノミネートなど、すごくすごく評価されていて、期待していた通り！！！だったかというと、個人的には少し物足りなさを感じてしまいました。

ミュージカルがとても好きなので楽しみにしていましたが、ミュージカルというより…間で曲が入るだけというか、全編通してミュージカル映画です！という訳ではないです。
タップダンスや宙に浮くシーンなど、全体的に古いミュージカル映画へのオマージュがたくさんありますが、特に目新しさはなく…。
1番残念だったのは、恋愛映画として見るには人間感が弱く2人の恋愛にそこまでトキメクこともできず、夢をテーマにしているにしては、努力していたり現実とのジレンマに苦しむ姿がそこまで描かれているわけでもなく、結局この映画で監督が何を1番伝えたかったのかが、よく分からなかったことです。セッションの監督なのになあ。夢を叶えるために努力している姿が特に描かれていないのが…。

2人があそこで別れなくちゃいけなかったのかも、続けようと思えば頑張れたんじゃないか。最後が5年後というのも、子供の年齢や最初の映画が出来るまでの時間などを考えると、ミアの心変わりがちょっと早すぎるのでは…？5年しか経っていないと、再会したあの2人に、これからまだ何かがあってしまう可能性がありそうだなと思えてしまい、怖いなあと。