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ラ・ラ・ランドのzunzunのレビュー・感想・評価

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)
4.8
アップルミュージックで既に配信されていたサントラを聴きまくり、事前に『ラ・ラ・ランド』が影響を受けたも言われる作品なども鑑賞。予習は完璧。でも、鑑賞中はそんな事はどうでもよくなり、ライアン・ゴズリングとエマ・ストーンの2人に釘付けになる。

とかく、物語に真新しいものがある訳でない。超絶技法のダンスも圧倒的な歌唱がある訳でもない。なのに懐かしさと斬新な演出の融合にひれ伏してしまう。
移り変わる恋の色彩表現、心揺さぶる数々の名シーン。素敵さと切なさのオンパレード。
2人を引き合わせた曲で始まる"そうあって欲しかった人生"の縮図は圧巻。
『セッション』もそうだったけど、ラストは"微笑み"にすべてが集約。そしてジ・エンド。最高‼︎

決してミュージカル映画の集大成的な作品とは思わない。でも、リスペクトという形で脈々と受け継がれる映画の魔法をこの作品から感じ、映画が益々好きになる。
劇場で公開されている限り何度も劇場に足を運び、この至福を味わいたい。
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