この映画は、色々な意味で裏切られた。
宣伝では、観てると踊り出したくなるって言ってたし、gleeみたいに皆で明るく歌って踊るイメージをしていたけど、全然違った。ヒップホップよりは、ミュージカル特有のタップダンスがメイン。2人の息の合ったダンスは、本当に良かった。
歌もパワフルな歌唱力を全面に出した感じをイメージしていたけど、ささやくと言うか語りかけるように歌っている感じ。ミアのオーディションで歌うシーンは、本当に良かった。
でも、一番印象に残っているのは、2人が2度目に合うシーンで男性が弾いていた曲(Mia&Sebastian's Theme)
ドビュッシーの曲のように綺麗で繊細だけど、どこか短調で切ない。聴いた瞬間に、素敵な曲だと思った。そして、この曲はストーリーの伏線だったような気がする。
ストーリーについては、何を言ってもネタバレになってしまいそうなので控える。笑笑
色々思うことが多過ぎてまとめられないし、好き嫌いが分かれそうな感じはするけど、私はこの作品好きだな。
ライアン・ゴズリングは、ピアノを実際に弾いているので、のだめカンタービレを観てる時みたいな不自然でモヤっとする感じもない。3ヶ月練習しただけであんなに弾けるようになるなんて凄いな…と。
俳優陣の努力あっての作品といった感じがした。
セッションと監督は同じだけど、またちょっと違う感じで面白かった。