薪

ラ・ラ・ランドの薪のレビュー・感想・評価

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)
3.5
これは怪作。
エマ・ストーンにウザ絡みする脚本家に「ぼくの脚本はリアルさに定評があるんだ」と言わせるあたり、チャゼルは映画=嘘という前提でちゃんと映画を撮っているのがわかる。だから、エマ・ストーンがスクリーンの前で仁王立ちしても問題ないというか。だって彼女とゴズリング以外の人間は全員モブ、極採食で彩られた恐ろしいほどの嘘の世界だから。ここが極端なんだけど。

ちゃんと大事なところに構図/逆構図のショットがあるのと、音楽が記憶として機能するところが良かった。
薪