音楽好きアラサー女にとっては、最高に素敵な映画だった。
とことん偏執的にミュージカルを創り上げた監督の手腕と、女優の80'sダンスの魅力、テーマの深さに脱帽。
長回しへの執着もハリウッド古典を観てきた人にはぐっとくるし、夏の章でのスタンダードジャズのアレンジも洒落ていて、是非ジャズ初心者もジャズ嫌いも映画館で観て欲しい。
本筋は音楽好きだろうがクリエイター志望だろうがそうでなかろうが関係なく刺さる部分があるお話。
深く考えず好きな人と楽しんで観ることができる映画になっている。
一女子としては登場人物それぞれの瞳の色に一番映える原色を着させている点にウットリした。