じゃむお

ラ・ラ・ランドのじゃむおのネタバレレビュー・内容・結末

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

まず本作はアカデミー賞を取っているわけですが、去年アカデミー賞を取った作品(レヴェナント、スポットライト、ルーム)を観た時にどれも割と普通という印象があったので、アカデミー賞授賞作=面白いという風な期待の仕方はしていなかったです。

とはいえ、去年くらいから劇場でやってる予告編を何度も観て、この映画はすごそうだと期待はしていました。まして監督はセッションを取った監督。セッションは低予算であったものの、映像の撮り方の工夫やストーリー展開(いろいろ賛否両論ありますが)で、きちんと誰にも楽しめる良作だったので、予告編と合わせて期待はかなりしていたわけです。

そして観たラ・ラ・ランド。観た感想は、「予告編以上の事が起こってねぇ!」というのが第一の感想。予告編=本作のミュージカルシーンのMIXなわけですが、本作の美味しいところをピックアップしすぎたのか、本編で観た時に感動が少し薄れてしまった感があります。

ミュージカル映画ですし、ストーリーについてあれこれ言うのは違うと思いますが、「ここでミュージカルに入るんだ」という予想裏切りはあったものの、ストーリーそのものに予想の裏切りはなく、なんとなく筋が読めてしまう展開は少し退屈な部分もありました。

とはいえ、オープニングのハイウェイでのミュージカルシーンから、2人で初めて踊った公園のシーンまでは最高でしたし、ラストのミュージカルシーンは半泣きでした。ただその分、中だるみ感があったのが残念。

とはいえ、観る価値は間違いなくある作品ですし、ミュージカルシーンの背景にいる人まで神経が行き届いている作品なので、DVDで観ると魅力が半減する作品なので、ぜひとも映画館で観るべき映画だと思います。
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