かりんちゃんのウマ

ラ・ラ・ランドのかりんちゃんのウマのネタバレレビュー・内容・結末

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

チャゼル監督の作品、初鑑賞。

衣装も世界観も独特で終始印象的だった。特に衣装は原色で統一されているし、デザインもちょっとひと昔前なのか、未来なのか…車はプリウスとクラシックカー的なの両方出てくるし、そうやって対照的なものが平気で出てくる。だからはっきり言って、夢なのか現実なのかわかんなかった。あと背景が紫っぽい時が多くて、夕日なのかよくわからなかった。どちらも意図的に夢と現実をボヤつかせる効果の一つなんだろうな〜

ストーリーとしては、監督がミュージカル映画が大好きなんだろうなってこと(ところどころ感じる他のミュージカル作品のテイスト)、男性的なロマンチスト(特にラストの「僕が隣にいたら…」って始まる夢の世界)なんだろうなと思った。

初っ端、いきなりのミュージカルシーン、そういうのって王道のクラシカルなミュージカル作品でしか観たことないから驚いた。踊り方、女同士のやり取り、ドレスをたなびかせるところとか、ウエストサイドストーリー、コンタクト、春のめざめとかそういう名作へのリスペクトを超感じた。
あと全体的に、男女の根本的な違いがよく伝わってきた。そう言う意味で最後の終わり方は良かった。(ただ、あの、いきなり君の隣に僕がいれば…的な想像シーンには冷めてしまった。あのまま綺麗に、恋愛と夢と幸せが繋がることは奇跡なんだよ?ってメッセージを込めて、観客の想像に任せればいいのに、って思っちゃった。)

それにしても、何よりもエマストーンの演技が素晴らしい。やっと夢を掴む最後のオーディションで歌う彼女にはグッときました。

終始不思議かつ楽しい映画で、とにかくハッピーに、元気になる作品。

近々、セッションを観ようと思います。



2018/12/8 2度目の鑑賞

どうして2人は別れを選んだのかなぁ?
ぶつかるエネルギーも夢に持っていきたかったかな??そこで人として成長できたら、お互いの表現の幅も広がるのになぁ。

と思った。