最近流行りのハリウッドによる映画愛の作品。観る上で、バードマン同様に業界や、映画に関してある程度の知見が求められる。普段観ない人には随所にある映画のオマージュ、脳ががんになるの台詞や、プリウスの皮肉なんかわからんでしょ。映画オタクで、近年自分で脚本監督してるライアン・ゴズリングがキャスティングされたのもわかる。
夢を追う人に見て欲しいなんて言ってるけど、実際は理想と現実のギャップに葛藤した事のある人向け。いつの時代も表現する人は必ずこれに悩むだろうし、本当に良い物と世間のズレなんか特に深く考えるテーマかなと。ハリウッドが抱える悩みや、監督自身の葛藤が男女の出会いを上手く使いつつ、これでもかってくらいに描かれた作品だった。芸術やデザイン、表現を生業としてる方是非。色んな感情が押し寄せてくる。この映画を見て思ってたのと違った、なんて感想を書いてる人を見ると益々リアルだなと。
スーパーバット 童貞ウォーズに出ていたエマ・ストーンが、10年後こうなるなんて当時思わなかった笑 人生わからんですな。
