Aya

ラ・ラ・ランドのAyaのネタバレレビュー・内容・結末

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

「日本版がダサい」と噂のポスターのデザインと「良かった!」「想像と違った」という前評判、それからミュージカル映画だということだけ聞いて臨んだ。期待値が高すぎたかもしれない。

ワンカットの長い独特のカメラ回しはお洒落で味がある。特に序盤のパーティは見ていて楽しかった。プールに飛び込むあたりとか。女の子たちがキラキラしているのも良い。
ストーリーは単純で途中までは想像の範疇を超えない。一方で展開はややごちゃごちゃしている印象を受けた。くどいなと思うこともあったけどミュージカルだしそんなもんかもしれない。
曲はどれも素敵だった。邦訳が適当な感じだったから英語のままで全体を聴いて理解できたらもっと深められそう。

『セッション』を観た直後だったけれど同じ監督だとは知らなかったので、ずっと「今日はやたらジャズ推すな…」と思っていた。最後にこのカメラワークどっかで観たぞ!?と思ってググったらそういうことだった。納得。
そしてそうなると絶妙なもやっとした後味のエンディングについても頷ける。まさかの5年後の切なげな表情にちょっと意表を突かれた。

話はズレるが、夢を追うキャラクターたちがとにかく瑞々しくて羨ましい。『セッション』もだけれど、夢を叶えたい、という気持ちを大切にできるのは大きな強みだし魅力だと思う。そういう意味でもドキッとさせられた。
Aya

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