今まで観た映画の中で一番色彩が好み。私のために作られたのですか?と錯覚するレベル。ようやく自分好みの映画に巡り逢えた。
映像の撮り方、編集法がものすごく工夫されている。この監督はセンスの塊。
音楽もジャズで嬉しい。音楽、映像の総合点はこの映画がダントツ一位。
オープニングは感動して泣いた。これからどんな素晴らしい映像が展開されるのだろうという期待に胸が震えた。
しかし結論から言うと、オープニングがボルテージの最高潮で、後は中弛みだった。最後も盛り上がったが、この映画は最初と最後以外は退屈。
話はごく単純。そろそろ問題が起こるなと思えばその通りに起こる。その割に話が長い。あと20分は削れる。
あと、エマストーンに賞を獲らせるための映画に感じた。もちろんそれほど良かったんだけど。
悪い点を考慮しても、良い点がそれを補って余りあるほどだった。
エンドロールにマンディムーアの名前があって驚いたが、同姓同名の振り付け師さんだった。