ひだまり

ラ・ラ・ランドのひだまりのネタバレレビュー・内容・結末

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

【惹きつけるあざやかさ】

実は、この映画の鑑賞は2度目。
そう、一度みたらもう一度みたくなってしまったのです。
プロローグから最後の回想シーンまでミュージカルらしい、歌って踊るシーンが観る人を惹きつけることは、目にしたり、耳にしたりしている人も多いでしょう。
しかし、私の心をグッと持って行ったのは、この映画のあざやかさでした。

あざやかな色
プロローグでは様々な肌の色、髪の色、眼の色を持つ人々がそれぞれのイメージにあった服を着て踊り、歌う。思いっきり手を伸ばし、足を伸ばし、全身で表現し、楽しむ。エンドロールにダンサーとして名前が流れてくる彼らは、ものすごく輝いていて、眩しかった。最初の数分でグッと掴まれました。
そして、劇中に出てくる、キャストの服。特にエマ・ワトソンさんの服はどれも彼女のためにあるようにキラキラしていました。靴もブルーのサンダルやブラックのぺたんこ靴などなど、彼女を引き立たせるものばかりでした。グリーンで統一したコーディネートは眼の色とあっていて、とてもあざやかでした。
そして、背景。
キャストが歩く様子を真横から映すカメラワークでは、その歩いている横の壁があざやかで芸術的なシーンが多かったように思います。2人がデートで訪れる場所はどこも写真で残したくなるような場所ばかり。Instagramなんかで写真を撮る場合は背景で写真が素敵になったり、残念になってしまったりする時代に合わせているかのようでした。

あざやかな音

『セッション』の監督と同じだけあって、音にものすごくこだわりを感じました。ど素人の私にもしっかり伝わってくるあざやかさは絶賛に値するであろうと思います。

あざやかな素敵な映画です。
私の大好きな映画のひとつになりました。
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