試写会の機会を三回も逃したララランド玄人のわたしとしては何がなんでも日本公開日より先に観たかった訳なのですが。結局今月頭鑑賞。二回鑑賞。
どこか時代錯誤な夢見がちラブストーリーミュージカルを思わせる演出。に息を潜めて忍び寄る現実。いや長回しすごくないですか。って初めのシーンからびっくりしてしまった。何回も撮り直してそう。
理想と現実。平凡と非凡。オーディションに行けば同じ服に身を包んだ女たち。君よりいいピアニストは幾らでもいる。自分の「替え」なら幾らでもいるって苦しむ主人公2人。『セッション』でもそうだったと思う。夢ばっかり見させてくれるようなドリーミーなミュージカル映画とはまた違うカテゴリーにあるような。ないような。あの変なダンスを置いておいても、またサントラに胸がぎゅっと狭くなる。
