KaijimaKazuya

ラ・ラ・ランドのKaijimaKazuyaのレビュー・感想・評価

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)
4.2
「セッション」は正直好きじゃなかったのでこの監督の作品はあまり食指が伸びなかったのだけど、ようやくみたら前作よりは全然良かった。というか音楽やダンスや全体の演出は完全どストライク。過去は常に甘美。頭では良くないとは思っていても強烈な蜜の味に溺れそうになる。

しかし、売れてない状況→キャリア的成功の描き方の飛躍が雑で音楽の勢いに依存してる感じが主に努力や挫折したことがない観客に向けて描かれてるような気がしてしまった。またそのことが主人公がミュージシャンなのに音楽自体を軽く扱ってる感じがして、ついつい心中でツッコミを入れたくなり素直に世界には没入させることから引き剥がされてしまって残念な部分も。あと5分たして2人が心を入れ替えてめっちゃ努力しまくる描写があればよいのになぁ。

それ以外はほんと好きなんですけどね。
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