KaijimaKazuyaさんの映画レビュー・感想・評価

KaijimaKazuya

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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

さすがの坂元裕二、描き方が丁寧だし伏線の貼り方も上手いし、畳み方も最高。
自分が通って来たものや出来事がたくさん出て来てフラッシュバックの連続で、途中まではかなり自分を見ているようだった。

しかし麦
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若おかみは小学生!(2018年製作の映画)

3.8

全体としているちょっと詰め込みすぎてる気もしなくもないし、主人公があまりにもいい子過ぎるて成長の飛躍が急すぎるけど、めちゃくちゃ泣かされたし、丁寧に作られてることがよくわかる良作でした。

できればエ
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30年後の同窓会(2017年製作の映画)

3.9

恋愛や家庭とか成長だけではない、もっと重ためな「死や老い」「個人と国家」をテーマにしつつも、しっかりとリンクエイターらしい作品だった。

晩年の男達の心の機微と暗く沈んだ日常の中で薄ぼんやりと微かに見
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万引き家族(2018年製作の映画)

3.3

是枝監督の家族を描いた作品だと、やはり「歩いても歩いても」が自分の中では圧倒的すぎて、それに比べるとそこまでの感動というかグッとくる感はなかったのは否めない。が、松岡茉優のナイスバディとめちゃくちゃ鍛>>続きを読む

レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)

4.5

作り手が楽しんで作ってることが画面から溢れている作品が大好物なので、この作品もそのタイプでスピルバーグが楽しんで作ってる感に触れることが出来たような気がしてとても幸せな気持ちになった。

ストーリーも
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グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

3.5

良い意味で超人気ミュージカルのライブビューイングみたいだった。
基本的にこの映画で使われてる曲は主張の強いコッテリした曲だけどストーリーがさっぱりしてるので、全体として意外と胸焼けはしない感じ。

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ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

4.2

「セッション」は正直好きじゃなかったのでこの監督の作品はあまり食指が伸びなかったのだけど、ようやくみたら前作よりは全然良かった。というか音楽やダンスや全体の演出は完全どストライク。過去は常に甘美。頭で>>続きを読む

ブラックパンサー(2018年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

マーベル映画を初めて映画館で見たのだけど、未来的なアフリカンデザインも素晴らしかったし、マイノリティ問題的な部分の着地がとても丁寧かつ上手だなと思った。アメリカのヒーローものとしては非常にエポックメイ>>続きを読む

スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

4.5

みんな心に何かしらの傷を持ちながら、他者に対して憎んだり、嫉妬したり、蔑んだりとネガティブな感情に支配されてしまう人としての弱い面は極めてリアルに、そしてその対となる奇跡的に生じる愛や赦しはとても瑞々>>続きを読む

バーフバリ 王の凱旋(2017年製作の映画)

4.2

昨今の映画の多くが絶対的正義が描きづらいように思える中、「これこそが正義だ!」というものを堂々と描き切っていた。

そこで描かれる主人公の圧倒的な姿に「バーフバリのような漢にならねば!」と強く思わされ
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勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)

3.5

要するに女版モテキなのだが、そんなことは置いておいて、松岡茉優さまのご尊顔を大画面でひたすら見ることができるのがなにより幸せでした。

ニの人が俳優さんじゃないと後で知ってビックリ。

ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

4.2

「フレッシュ!」と叫びたくなる作品。普段のカーチェイスものは見ないけどとても楽しめました。ハイセンスかつ強く新鮮さを感じさせる作品なので、今映画館で見た方がいい作品かと。

楢山節考(1983年製作の映画)

5.0

これが「人間」という名の社会的動物である。ということを描き切ったような作品でした。

KING OF PRISM PRIDE the HERO(2017年製作の映画)

5.0

この電子ドラッグの感想を書こうとしてもまだ人類の言葉では正しくこの作品の鑑賞時に起きる現象を描写することは非常に困難ですが、前作含め映画史において新たな扉を開いたのは間違いないと改めて確信しました。>>続きを読む

牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件 デジタル・リマスター版(1991年製作の映画)

5.0

暴力的な要素を描きつつも小津安二郎 meet ビクトル・エリセを感じさせるような、人とその周囲の空間、光と闇、静けさと間といったような描写が際立って美しく、画面から湿度や匂いが香り立つ映像としての品に>>続きを読む

わたしは、ダニエル・ブレイク(2016年製作の映画)

4.6

ドキュメンタリー以上に淡々と社会が抱える普遍的な貧困や格差の現実を描いた政治的なメッセージ色の強い作品だったが本当に見てよかった。

イギリスだけじゃなくても日本のすぐ隣にある現実だし、このままの社会
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ミューズ・アカデミー(2015年製作の映画)

3.0

個人的にはどうでもいい内容だったが、ガラス越しの人間の絵的な美しさへのフェティッシュな執着が発揮されてたのが好感が持てた。もっと内容は限りなく無くて良いので、ただその美しさだけにさらにフォーカスしたも>>続きを読む

KING OF PRISM by PrettyRhythm(2016年製作の映画)

5.0

ようやく遅ればせながら応援上映にて体験したがまさに電子ドラッグ。脳がとろける新体験でした。とんでもないものを見てしまった感を味わえて生きてて良かったとさえ感じる。クリエイティビティあふれる観客ツッコミ>>続きを読む

歩いても 歩いても(2007年製作の映画)

5.0

是枝監督の中で圧倒的に一番好きな作品。
「日本的なるもの」が濃縮して詰め込まれてる傑作。

ニッポン無責任時代(1962年製作の映画)

5.0

KPIやらPDCAやらに囲われた身からすると本当に痛快パラダイスでもっと力を抜いて生きようとポジティブに思わされる超傑作でした。

クレイジーキャッツってこんなにいいバンドだったことも再発見できたのも
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シェフ 三ツ星フードトラック始めました(2014年製作の映画)

4.4

美味しいものと素敵な音楽に溢れてて最高!!!アメリカのポジティブなよい雰囲気が詰まってて多幸感しかなかった。この映画のサントラと作中のレシピが欲しすぎる。

この監督がアイアンマンの監督って知らなかっ
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ニンフォマニアック Vol.1(2013年製作の映画)

4.5

この監督なのでどん底に落とされる心構えをしてみたら、意外にもそんなことはなくタブー視されているものを徹底的に描くことで世界を覆ってしまっている常識や良識に揺さぶりをかけるとてもいい作品でした。

そして父になる(2013年製作の映画)

2.2

画の見せ方や台詞回し、間の美しさなどのバランス良さ、品の良さは是枝監督らしく超一級品で邦画随一だと思うけど、ちょっと二つの家庭を対照的に描きすぎるあざとさみたいなものが個人的に引っかかった。

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