ほそはる

ラ・ラ・ランドのほそはるのネタバレレビュー・内容・結末

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

冒頭から始まるあの曲。
どきどきして。わくわくして。
これからどんな素敵な未来が待っているのだろうって希望ボルテージがどんどん上がっていって…。
そしてエンドロール1番。再び流れ始め、その瞬間から、涙が滝のように流れ出て止まらなくって。同じ曲で起こった、このことが衝撃的で。人生の選択で、こんなにも見えるもの、聴こえてくるもの、感じ取るものが変わっていくなんて。

ほとんどの人は、ミアの選択を取ると思う。だからミアは間違っていないと思うの。周りから見たら夢を掴み、花を咲かせ、素敵な夫、かわいい子どもがいて、街を歩けば羨望のまなざしを浴びる。完全に人生を勝ち取った人のように見えている。
それでいて、全てを手に入れることはできなくて。

オシャレな色使いにときめいて、観終わった時の切なさは『シェルブールの雨傘』と同じもので。

あなたは何に重きを置いて生きていく?
何を選び、手離していく…?

ふとした瞬間に立ち止まり、思い起こすことってある。それはどんなに些細な出来事でも。考えたって、もう手にすることはできないと分かっているのに、別の未来を想い描いている瞬間がふっと現れては消えていく…。
納得のいく、後悔のない選択をしていたとしても…?
人生を歩んでいくと、想像していた以上にほろ苦い出来事があるということが分かってしまってきたところ。でも、きっとそれは人をもっと豊かにすると信じたいな。

時には真面目😚



2021/1/2
初めて観たのは映画館で🎦
後で頭が痛くなるほど泣いた思い出。(ロマンティックじゃない)
まさに新社会人として、仕事で打ちしがれた過去もあった。20代半ばのわたしには苦しくて、同時にリアル。逞しく鍛えられた思い出深い頃。
映画作品のライブコンサートとやらに初参戦した作品でもあって🎺🎻🎹🎶
お隣のマダムがとっても楽しそうにノリノリで手拍子をしていたことが印象的でした😊
(わたしは涙腺崩壊。カオスな光景)
ほそはる

ほそはる