Horacio

ラ・ラ・ランドのHoracioのネタバレレビュー・内容・結末

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

正直言ってあんま期待しないで見始めた作品。ミーハーなのにミーハー御用達なステレオタイプをもってたためなかなか足を踏み出せなかった。
見てみて思ったことは、マジで見てよかった。
オーディションに落ちまくり自分を見失いかけていたミア、自分の愛するジャズを貫くセバスチャン。2人の出会いは偶然であり必然といった様相。セバスチャンの夢を追い続ける姿に惹かれるミア。そして2人はジャズの聞ける店を開くという共通の夢をもち共に過ごし始める。2人で生きていくためにセバスチャンは夢を捨て定職を得る。ミアは夢を叶えるために独演を行う。気づいたら立ち場が逆点。ダブルブッキングした予定の中、セバスチャンを選んだミア。仕事を選んだセバスチャン。互いに2人の夢のために頑張ったのにすれ違う。切ない。その後ミアは有名な女優になり最初に付き合っていた彼と結婚。セバスチャンはバンドをやめ夢であったジャズの店を開いた。最後のシーンは圧巻、お互いに隣にいることを望み、求めているが現実は違う。最後に微笑み合うシーンには夢を追いかけ実現したことを讃え合うようで。

最後にジーンときた。そして人間臭いセバスチャンの姿がすごく印象的だった。ミアとの生活のために定職につき、好きではないバンドに加入。忙しい中時間をぬってミアに会いに行く。そんな彼女を思っての行動が2人の関係を壊してしまった。誰かを思っての行動がまったく逆のことを招くこともある。そんなことを痛感した。それでも最後にはどちらも夢を叶えている。切ないハッピーエンド。
Horacio

Horacio