せっち

ラ・ラ・ランドのせっちのレビュー・感想・評価

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)
4.8
冒頭のシーンはいきなり本作がミュージカル作品であることを強烈に印象付ける。公園のシーンをはじめ、音楽とダンスによってより深く刺さった。普通に話すのでは伝わりにくかったり恥ずかしいことが音に乗せると上手く伝えられるしスッと入ってくる。そんな不思議な力がミュージカルにはある。また、カメラワークと照明演出もより魅力を引き出していて見事。

例え離れていてもお互いの夢が叶うことを願い、自らも努力する。眩しいくらいに素敵で勇気をもらったし、ラストの2人の表情に別々の道を歩みながらも今後一生続く愛を感じた。クライマックスの“もしも”の世界線でのシーンは夢と恋愛の両立の難しさ、幸せのあり方を考えさせられた。甘く切ないロマンティックな作品。
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