夢を叶えたい人々が集まる街、ロサンゼルス。映画スタジオのカフェで働くミアは女優を目指していたが、何度オーディションを受けても落ちてばかり。ある日、ミアは場末の店で、あるピアニストの演奏に魅せられる。彼の名はセブ(セバスチャン)、いつか自分の店を持ち、大好きなジャズを思う存分演奏したいと願っていた。やがて二人は恋におち、互いの夢を応援し合う。しかし、セブが店の資金作りのために入ったバンドが成功したことから、二人の心はすれ違いはじめる……。
②03.04.2024
月曜日の夜6時、リビングにて妹と鑑賞
人の好きなものは……、かわるよね あんなに好きだったのに 3年もたったらちがうんだなあ
むかしの日記、ほんとに目も当てられたもんじゃないからなかなかみないんだけど、この書いてある夢ヒーローになることなのちょっとおもしろい ちょっと2人とはちがうような気もするけど…… 18だもんなあこのとき
①09.23.2019
祝日の午後。なにか見るものでもないかな、と録画欄を漁っていたところ、今年の二月に金曜ロードショーで放送されていたラ・ラ・ランドを発見した。
私は天邪鬼なので、物凄い前評判を聞いて「どうせ……」だなんて思っていた。あまり期待はせず、むしろ冷めた目で再生ボタンを押した。
結論から言うと、最高の映画だった。
びっしょびしょに泣いた。お手並み拝見なんて思っていた私を胸ぐら掴んでぐわんぐわんしてやりたい。
この映画を見終えレビューを読んで、バッドエンドと表現している人が多くて驚いた。私はこれがバッドエンドだとは思わなかった。良い思い出として語るには胸が痛みすぎるけど、2人の決断はこうしておけば、と語られるような「バッド」なものなんかじゃないと思う。
彼らはお互いの人生の中で、かけがえのない、唯一無二の人として、全てを超えて「昇華」された。むしろ、ありふれた「ハッピーエンド」を超えるハッピーエンドなのではないだろうか。
…とかなんだかんだと知ったようなことを書いたけれど、これはバッドエンドだとかハッピーエンドだとかそんな言語化が出来るような映画じゃない。そして魅力もラブロマンスだけじゃない。
私にも夢がある。私だっていつか叶えてみせると、そう思わせてくれるような話だった。