2時には寝ます

インクレディブル・ファミリーの2時には寝ますのネタバレレビュー・内容・結末

4.2

このレビューはネタバレを含みます

スーパーパワー持った家族が頑張る話、の続編。
友達と遊ぶ約束はしたもののべつにやることもなかったので映画でも観るかって感じだった。ペンギン・ハイウェイとの2択だったけど時間が危うかったのでこっちに。
蓋を開けてみるとかなり面白くて観てよかったと心から思った。
まず映像が凄まじい。CG?嘘だろ。実写より画質いいんじゃないか?ってぐらい。無印インクレディブルも綺麗だけどやっぱり「当時にしては」って感じは拭えない。こっちはもうやばい。言葉なくすぐらいリアル。その上超次元的なアクション。イラスティガールがバイクに乗って暴走列車追いかけるシーンは本当に痺れた。
そしてやっぱりなんといっても魅力的なキャラクター。力は超人でも心はみんな等身大なのがいい。ヒーロー活動に固執するボブ。ヒーローに戻りたい気持ちを子供たちを想う気持ちで押しつぶそうとするヘレン。ヒーローという存在のおかげで気になる男の子とうまくいかないヴァイオレット。無邪気にヒーローに憧れるダッシュ。そして、なにも知らない気ままな台風の目、ジャックジャック。ヒーロー家族の意思がぶつかったり、離れたり、またくっついたりするのがこう、ヒーローの家族がほんとうにあったらこんな感じなんだろうなと思わずにいられない。
ただアンダーマイナー(ドリルのおっさん)が逃げたままなのはなんか気持ち悪かった。この騒動の発端を作る役割であるのは間違いないんだけど、それっきりなのかと。黒幕に1枚噛んでるとかなにかしら絡んでくるかと思ったけど使い捨てなのか。好きじゃないしいいけど。
あとキャラが等身大でいいんだけど、にしてもボブはちょっと性格が歪んでる。ヒーロー活動がしたすぎて、ヒーローに指名された妻に憎まれ口を叩くのはもうほんまカスかと思った。
総合的に見てかなり面白かった。
ヴォイド見たときこじるりみてーな顔だなと思ってたらほんとにこじるりで笑った。